痛みやつらい症状への気づきと治療やケアを遅らせないために、治療現場でのコミュニケーションツール作成に着手しています。現在、3ヵ所の医療機関で「痛み気づきシート」(仮称)を試用中。
がんやがん治療に伴う「倦怠感」は、対処法に決め手がなく治療やケアが遅れ、治療の継続を困難にする原因にもなりえます。患者さんが我慢してしまうことも問題です。化学療法・乳腺外科・緩和ケア・代謝の専門医、がん看護専門看護師などと、専門を越えワーキング・グループを立ち上げました。
4月にオープンした「 しんゆりリボンズハウス(リボンズハウス本部)」内に、がん患者さんや地域の方などどなたにでもご利用いただける「リソース・センター(情報検索)」をつくりました。がん治療から患者さんの体験記まで、がんに関わる書籍や、企業が発行しているリーフレットなどを展示・配布中。
各地リボンズハウスで、ウイッグやリカバリーメイクなどビューティーサポート・プログラムのコーナーを順次開設。ビューティ・通信も配布中です。随時、リボンズハウス内でミニ・セミナーや、がん支えあいの日のイベントなどでも、ビューティ・サポートをとりあげます。
米国メイヨ・クリニックでサイコオンコロジスト(腫瘍精神科医)としても活躍された丸田俊彦先生による患者さん向けグループ・カウンセリング。病状の経過や治療に伴う精神的ダメージをケアするカウンセリングとは異なり、患者さんの「語り」によって、自分らしさや生き方の再発見をサポート、前向きな構えを引き出します。
米国のがん専門病院のダイエティシャン(栄養学の専門家)による、「がんと食事」のノウハウ本を翻訳中です。
専門家向けセミナーやリボンズハウスでのカウンセリングを計画しています。
各地のリボンズハウスで、施設や立地、地域に合わせた活動を展開します。
患者さんの就労復帰が困難な状況を受けて、何らかのサポートの方法を見つけるために、がん治療の専門医、産業医、人事担当者、がん体験者らをアドバイザーとしたプロジェクトを設けました。座談会、がん患者さんのヒアリング、アンケート等を経て、職場復帰前のプログラムづくりを予定しています。
働き続けたいがん患者さんの職場復帰支援プロジェクト
「看護学生からのヘア・ドネーション(伸ばした髪をカットし寄付)によりウイッグを作り、患者さんに使っていただく」新しい形のドネーション活動をP&Gパンテーンと共に始めました。患者さんにとって最も大きな苦痛のひとつである「脱毛」のつらさをやわらげ前向きな気持ちを支援すると共に、看護学生が「自分ができること」で患者さんを支える経験を得ることが大切だと考えています。このほか、一般の方に活動にご参加いただく仕組みとして、2009年7~10月、P&Gパンテーン製品を1つご購入ごとに2円が寄付される取組みも行います。
がん支えあいシンボルソングの合唱などを通じて、人と人とのつながりを拡げます。
がん支えあいの日イベントやリボンズハウスの企画に、「楽しさ」を必ずプラスします。
★実践にあたっては、がん啓発に取組む団体や患者会の方々との連携を目指します。